二子岳~クールな業師、一瞬の内無双と豪快な外無双は、抜群の切れ味

小結 二子岳。

生年月日:昭和18年11月15日

身長:178cm、体重:110kg。

初土俵:昭和36年1月場所。入幕:昭和42年1月場所。

昭和40年代を代表する業師で、左四つ、下手投げ、内無双を得意手とした。

翌場所に入幕した陸奥嵐、栃東とは年齢も体格も同じぐらいで、若手の業師として出世を競った。

荒業の陸奥嵐、正統派テクニシャンの栃東に対して、二子岳は如何にも曲者という感じだった。

けたぐり、肩透かし、捻るような引き落としなど、変化技や引き技も得意。

特に左四つで半身の体勢からの内無双は、本当に一瞬何が起こったのか?という感じだった。

二子岳は当時の力士の中では、ハンサムでクールなイメージだったから、観客が呆気に取られている中で、さりげなく勝ち名乗りを受ける姿が絵になった。

近年では内無双は、朝青龍・把瑠都・琴光喜、最近では安青錦も見せて、横綱・大関の技みたいになっているが、二子岳のような曲者にこそ似合う決まり手だ。

そして、二子岳と言えば外無双だ。

外無双は左の差し手を抜いて、相手の左ヒザの外側を払いながら捻り倒す、内無双とは真逆で豪快な技だった。

想像すると分かると思うが、技をかける方のリスクは小さくない。

相当に思い切りの良い力士じゃないと、仕掛けないだろう。

見栄えのする技だから、また見てみたいが、かなり長いこと見ていない。

ネットで調べたレベルでは、「技のデパート、モンゴル支店」の旭鷲山が最後のようだ。

技をかける方のリスクを考えると、大型化した近年の土俵では難しいだろうか。

しかし二子岳は大きい高見山に決めているし、その後に栃赤城は重たい朝汐に決めている。

まぁ、栃赤城は無鉄砲というか、流れで何でもしそうな力士だったけど。それに栃赤城自身も、そこそこ重たいし。

やはり二子岳のようなスリムな力士が、大きな力士を外無双で引っ繰り返すのを見てみたい。

ちなみに二子岳は私が小学生の頃の、一番のご贔屓の力士でもあった。

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